京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)が、入場者の約1割を占める外国人に向け、外国語表記のマンガや解説パネルを増やすなど常設展示を大幅にリニューアルした。外国人からは、従来の「図書館」の機能に加え、「博物館」としての充実を望む声が多かったという。改装を機に、世界を見据えたマンガ文化の発信拠点を目指す。海外本、5200冊に拡充 同館の昨年度の入場者は約30万人で、平成19年の開館翌年から約10万人増えている。外国人入場者は当初数%だったが、近年は約1割を占めている。 国別ではフランスやアメリカなど、マンガに似た文化が根付いている欧州が最も多く、最近ではアジアからの観光客も目立つという。 背景には、海外の旅行ガイドで秋葉原と並ぶマンガの「聖地」と紹介されていることや、観光ツアーに組み込まれていることなどがある。 今回のリニューアルでは、海外で出版されたものを紹介する「マンガ万博」コーナー