県立図書館2館の閲覧・貸し出しサービスの廃止を県教育委員会が打ち出したことについて、黒岩祐治知事は14日の会見で「市町村立図書館で(県立図書館の蔵書の)閲覧と貸し出しができれば、県内全体の利便性が高まる」と強調、市町村側の合意が得られれば、県民が直接利用する機能を廃止する意向を示した。 知事は県教委の方針を支持した上で、「県立図書館の閲覧、貸し出しはすごく少ない。そのためだけに人をたくさん配置している」と指摘。川崎図書館(川崎市川崎区)は移転の必要性があるとし、県立図書館(横浜市西区)の存廃は「相談しながら検討していく」と述べた。