「デジタルアーカイブ」という言葉が再び脚光を浴びるようになってきている。人文学におけるデジタル化に関わる者としてはありがたい限りである。古典資料に関しては国文学研究資料館で巨大プロジェクトが動き出しており、科研費の基盤研究でも大型の研究助成金がつけられており、さらには「アーカイブ立国宣言」も出たところである。90年代半ばに肩身の狭い思いをしながら細々とこの種の仕事に取り組んでいた身としては隔世の感がある。 さて、資金がきちんと提供されてデジタル化が進むこと自体は大変ありがたいことなのだが、すぐに終わるものではなく、また、デジタル化されるべきものは継続的に生成されることにもなるので、事業としてきちんと継続していってもらわなければ困る。継続するために必要なのは「これによって何かの役に立った」ことを明らかにできることが手っ取り早いだろう。もちろん、アーカイブの本質から言えば(それどころか人文学・
候補者は 政党比較 名前で検索 朝日新聞社と東京大学谷口研究室の共同調査では、「アベノミクス」だけでなく、集団的自衛権の行使や原発再稼働、ヘイトスピーチへの対応など広範な争点や価値観で、各政党の間の距離が浮き彫りになった。争点によっては与野党の枠組みを超えて、自民と維新・次世代、公明と民主がそれぞれ近いという現象も見られた。 朝日・東大谷口研究室共同調査とは 〈朝日・東大谷口研究室共同調査〉 朝日新聞と東京大学の蒲島郁夫(現・熊本県知事)、谷口将紀両研究室が2003年、国会議員や有権者の意識を統計的に分析するため、共同でアンケートを開始。調査結果を積み上げることで、政治家や政党の政策的な立ち位置の変化を見取り図に描くなど、新しい政治報道に取り組んできた。現在は国政選挙ごとに候補者、有権者への調査を続けている。 〈候補者アンケート〉 朝日新聞社は衆院解散直前の11月中旬から立候補予定者にアン
今年も年末、そろそろ大学は論文の季節です。 最近、卒論の時期なのか、「先行研究」というワードで検索して、僕のブログを訪れる方が増えているようです。ありがとうございます。 先行研究のまとめかたに関しては、これまでにも、このブログで、様々な方法・留意点をご紹介させて頂きました。メールで、ある学部学生さんから、ひとつ質問もいただいたこともあり、今日は短く、そのコツについてお話いたします。 ▼ 先行研究をまとめるうえで最も注意しなければならないことを、ワンワードで述べると 「劣等戦隊・先行研究羅列マン!」にならないようにする ということにつきます(笑)。 劣等戦隊・先行研究羅列マン(戦隊といいつつ、一人しかいないじゃん! 時間がないので、あとは省略! 嗚呼、朝は、忙しい!) 「先行研究羅列マン!」とは、先行研究をただ単に並べているものをいいます。たとえば、こんな感じ。 ジバニャン(2008)は・・
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