ライブラリアンの見た世界の大学と図書館<報告> 2016年6月25日,同志社大学でシンポジウム「ライブラリアンの見た世界の大学と図書館 ~図書館利用行動を中心に~」が開催された。このシンポジウムは科学研究費基盤研究(C)プロジェクト(研究代表者は同志社大学の原田隆史氏)「人の真の情報ニーズを汲み取るコンシェルジュ型資料検索システムの構築」主催によるものである。このシンポジウムはUstreamによる中継も行われ,主催者発表によると,来場した参加者は約200名,中継のリアルタイムの視聴者は約100名にのぼり,テーマへの関心の高さが伺えた。 最初に,原田氏からは,図書館を利用する人々の行動について研究するにあたって,(1)図書館を利用する人々の行動に日米で差があるか,(2)日米の図書館の事情にはどのような違いがあるか,という2点の疑問を解決することがシンポジウムの趣旨であるとの説明があった。 シ