新型コロナウイルスの影響で、劇場で公演を打つことが難しくなっている昨今。しかし「禍福は糾える縄の如し」(かふくはあざなえるなわのごとし)という言葉通り、WEB媒体を用いた演劇的な表現が様々な形で試され、その需要と可能性を飛躍的に伸ばした数ヶ月だったとも言えるだろう。その中で京都の劇団「ヨーロッパ企画」は、4月からYouTubeの公式チャンネルで「ヨーロッパ企画の生配信」を開始。1ヶ月ごとに10本程度のプログラムをライブで配信し、現在はシーズン3に突入中だ。劇団代表の上田誠に、あえてバラエティ風のプログラムにしたことや、ムロツヨシ&真鍋大度と組んだ「非同期テック部」の活動、今後の「WEB×劇団」の可能性について、リモートでインタビューした。 ■配信なら、ジャンルを越境している劇団の面白さを伝えやすい ──この取材の時点では、まさにシーズン3が始まった所ですが、ここまで続くと思ってましたか?
各地の国立大学が、学長選考を巡って大きく揺れている。毎日新聞が全国の国立大にアンケートしたところ、2004年の国立大法人化以降、約2割に当たる17校の国立大で、学長を選ぶ際に参考とする教職員の「意向投票」が廃止された。04年以降に実施された意向投票結果の約1割が覆され、別の候補が学長に選ばれていたことが分かった。現場からは「大学の自治が崩壊する」と危ぶむ声も聞こえてくる。【吉田卓矢、田畠広景】 国立大は、国立大学法人法(国大法)施行を受けて04年から法人化された。以前は、教職員による直接投票で選ばれた候補者を文部科学相が任命していたが、法人化後は、学内外の委員で構成する「学長選考会議」が候補者を選び文科相が任命するよう改められた。多くの大学で投票は「意向投票」として残り、選考会議が新学長を選ぶ際の「参考」とされた。
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