「魚はおかしくなっちゃった」。伝説の鮨職人が憂う鮨の“未来” 本当に魚はおかしくなっちゃったね。 カツオはないわ、マグロは来ないわ、季節や旬が二十年前とはすっかり変わっちゃった。 この店を始めた昭和四〇年(一九六五年)頃は、ほしいものは何でも手に入ったんです。夏場にかかってくれば、天然のシマアジはちゃんと出てくるし、秋口になればイナダやカンパチが並ぶ。季節季節で旬の魚が全部出てきた。でも、いまは、それがすっかりなくなっちゃったんだから。 開口一番、江戸前鮨の危機を語るのは、銀座「すきやばし次郎」の初代・小野二郎さんだ。「すきやばし次郎」といえば、六年連続でミシュランの三つ星を獲得、「現代の名工」にも選ばれた二郎さんにスポットをあてたドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」(デビッド・ゲルブ監督・二〇一三年二月公開)も話題となり、その知名度は世界的なものとなりつつある。二郎さんの話は続く。
先日、仕事でブラジルに行ったら、「『カーネーション』見てますよ!」と、日系人の方からたくさん声をかけられました。なんだか、ブラジルでも放送されて大人気みたいなんですよ。パリでは、『カーネーション』についてのすごく立派なレポートをくださった方もいらっしゃいました。お母ちゃんをモデルにしたドラマができたおかげで、私までいっぱい声をかけていただいて、なんだか得しちゃったわ(笑)。亡くなってもう六年になるけど、今になって世界規模で人気になってしまうなんて、お母ちゃんにはやっぱりかなわんなぁという感じです。 私は十八歳の時に家を出て、その後、お母ちゃんが岸和田でどう生活してたかわからないから、『カーネーション』で見て「こんなことがあったんや」と、あらためて知ることも多いんですよ。まぁ、ドラマですからすべてが真実ではないでしょうけどね。でも私の家族も毎朝、楽しみに番組を見ているみたいですよ。 だんじり
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