前回、前々回と査読の時に不正を偶然見つけたという体験記を書いた。 査読で不正を見破ったときの話1 - 生物学研究者の言いたい放題ブログ 査読で不正を見破ったときの話2 - 生物学研究者の言いたい放題ブログ 一部の読者である同業者の方や、検索で来た同業者の方と情報というか経験を共有できれば程度に思っていたのだが、予想以上にはてなブックマーク等の反響が大きくてびっくりしている。その中でいただいたコメント等のうち、いくつか気になるものというか、こちらからの意見を書いた方が良いかと思うものがあったので今回はそれらについて淡々と書いていく。 まずは査読で不正を見つけた論文の著者達だが、幸いなことに3報とも日本人ではない。すべて外国人(所属も外国)の論文である。さすがに同じ分野の日本人であれば何らかの形で告発するだろう。 また「査読で不正を見破ったときの話1」の最後に書いた不正論文の著者らの先行論文に