論文と若手研究者の評価・雇用について、もう少しつぶやくことにします。 研究職の公募に応募するとき、あるいは国の特別研究員に応募するときなどに、「何歳なら(あるいは博士号取ってから何年なら)、論文を何報は出しておかないと、まず通らない」というような話をよく聞きます。同様に、大学の助教ポジションに応募するなら「何歳以下でないと厳しい」という話も。でも、これらの話はどこにも明文化されていないので(たまに年齢制限を設ける公募はある気がするけど)、憶測あるいは経験則といった類いのものでしょう。 自分も最初は、「年齢や論文数なんかで判断されてたまるかっ!」と意気の良いことを思っていました。しかし、あまりによく聞く話なので、応募しては返事無しの連敗が続き、職がなかなか決まらないブルーな時代には、残念ながらこれらの数字を意識せざるを得なかったです。また、若手研究者と今後のことを話す時などに、「論文何報だし