Code4Lib JAPANカンファレンス10周年振り返り / 10 years of Code4Lib JAPAN conference
大学図書館についてものを言える立場にないくせに、選書の参考になりそうなことをなどと甚だおこがましいことを書いて少し胸がチクチクするので、図書館情報学の分野での一つの見解としてとりあえずこの本の該当箇所を読んでみた。 図書館資料論・専門資料論 (図書館情報学シリーズ) 作者: 伊藤民雄,金沢みどり出版社/メーカー: 学文社発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るこの176頁以下に学問分野ごとの情報特性についての記述がある。 まず文科系と理科系でいうと 文科系の研究情報:歴史的業績をもとにした、多元的で多義的な質・意味が問題となるような内容。複雑で範囲が広く捉えにくい。 理科系の研究情報:速報性・新規性・正確さなどを基本とした内容を普遍的な言語(数式)によって表現している。構造・範囲が明確。 とされていて、さらに文科系を人文科学と社会科
まだこの話題で続ける気なのか、と自分でも思うものの、図書館の選書業務の参考になることを一切書いていなかったので、そちらの補足を。 なんだかこれまでのエントリといきなり矛盾するようだが、大学図書館の蔵書でどの図書館も持っている本は読んだ方が良い。という発想は、一つの手段として悪くないと思っている。私が嫌なのは、それが「必読」という多分に義務的な発想と結び付いたときに発生する諸々の事象であって、マストでは無くベターだ、と言われる限りにおいては、全く反対する気にはならないのである。ただ、そうすると『国史大辞典*1』を通読しろ、みたいな冗談のような話になるかもしれないけれど。 私自身は、大学図書館について何かが言える立場ではないものの、研究動向はどんどん細分化しているので、いわゆる講座もの・辞典類・コアジャーナルを除けば、均一化していくよりは、所属する教官が得意とする分野の蔵書が増えていって、あそ
文献調査の目的は大きくわけて3つ。 主張しようとしている事柄についての独創性・新規性の確認 問題解決に役立つ概念、方法、ツールの発見 分野における流行の把握 楽しみのための文献調査もあるけど、それは漫画を読んだり、ゲームしたり、酒飲みに行くのと一緒だから省略。 分野や個々人の情報処理の仕組みによって違いはあることと思うけど、たたき台として主に1と2を行う場合の手順を紹介する。論文の読み方との違いは論文を検索するところも含む点。 文献調査実施手順 論文の収集、論文の読み込みは別々に行うこと。以下の手順で行う。 終了条件の決定 書誌情報整理環境を整える 論文収集 論文の読み込み 終了条件の決定 一番最初に理解しなければならないのは、世の中に存在するすべての文献を調査するのはほぼ不可能(あるいは、それだけで一生が終わってしまう)ということ。100%の文献調査なんてありえない。文献を読む時間には限
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く