昨日2月2日は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(慶應SFC)で安村通晃先生の最終講義だった。安村先生は日立中央研究所でS810の並列コンパイラのチーフデザイナなどコンピュータシステムの研究開発をされたあと、SFC創設時に大学に転じられ、以降20年以上にわたってヒューマンインタフェースの研究と教育に従事された大先輩だ。 安村先生の研究室からは、後にイグノーベル賞を受賞することになる塚田浩二君(お茶の水女子大学)や、ERATO五十嵐プロジェクトで活躍されている渡邊慶太君といった多くの個性的な人材が輩出している。未踏プロジェクトの採択数も単一研究室としては最多ではないだろうか。 最終講義「「インタラクションデザインとSFCと私」では、日立時代のお話から(今からは隔世の感があるけれど、当時のスパコンは日本の独壇場で日立のS810とNECのSX-1/2 が世界最高速コンピュータとして凌ぎを削っていたの