スマートフォンのプロセッサなどに採用されるArmアーキテクチャの開発元として知られるArmが、システムセキュリティの劇的な向上をうたうアーキテクチャ「Capability Hardware Enhanced RISC Instructions(CHERI)」を搭載したボード「Morello」と独自SoCのプロトタイプを発表しました。 Morello research program hits major milestone with hardware now available for testing – Arm® https://www.arm.com/ja/company/news/2022/01/morello-research-program-hits-major-milestone-with-hardware-now-available-for-testing Morello P
AMDの最高財務責任者(CFO)であるデヴィンダー・クマール氏が、2021年9月9日に開催されたDeutsche Bank Technology Conferenceで、「AMDは、顧客に求められればArmベースのチップを製造する準備はできています」とコメントしたことが報じられています。 AMD: We Stand Ready to Make Arm Chips | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/news/amd-we-stand-ready-to-make-arm-chips クマールCFOは、競合するArmチップに対するAMDの見解についての質問に「私の立場から言わせていただくと、コンピュートソリューションを見ると、それがx86であれARMであれ、あるいはその他の分野であれ、それは我々が集中的に投資している分野です」と回答。さら
IntelとAMDを超えたArmのサーバ向けプロセッサ、実はソフトバンクのおかげ?:Arm最新動向報告(11)(1/3 ページ) Armが開催した年次イベント「Arm DevSummit 2020」の発表内容をピックアップする形で同社の最新動向について報告する本連載。今回は、「Neoverseシリーズ」をはじめとするサーバ向けプロセッサの新展開や、「Cortex-Aシリーズ」関連の新IPなどについて紹介する。 2018年、2019年とArmの年次イベント「Arm TechCon」のレポートなどを通してArmの最新動向を伝えてきた本連載だが、2020年については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響ももちろんあるが、それよりも例年開催してきたユーザーイベントが「Arm TechCon」から「Arm DevSummit(以下、DevSummit)」に変わったことで、いろいろと方向
ソフトバンクグループは2020年9月13日(米国時間)、Armの全株式を、最大400億米ドル(約4.2兆円)でNVIDIAに売却すると発表した。売却完了は2022年3月ごろになると見込んでいる。 ソフトバンクグループは2020年9月13日(米国時間)、Armの全株式を、最大400億米ドル(約4.2兆円)でNVIDIAに売却すると発表した。売却完了は2022年3月ごろになると見込んでいる。ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫正義氏は、「NVIDIAはArmにとって理想的なパートナーだ。両社の魅力的な連合は、Arm、ケンブリッジ、英国が現代のテクノロジーのイノベーションの最前線に立つことであり、当社がNVIDIAの主要株主として、Armの長期に渡る成功に投資していくことをうれしく思う」とコメントしている。 ソフトバンクグループによると、SoftBank Group Capital(以下
2020年6月末、スーパーコンピューターの性能ランキングTOP500が発表された。富士通製「富岳」がLINPACK性能で1位を獲得し、トップ10に4機種が新たに加わるなど波乱模様だ。しかし500位まで見渡すと新規システムの数は最低で、トップエンドに開発予算が偏りがちだと分かる。米AMDや英アームの台頭など、スパコン開発のトレンドは変貌しつつある。 TOP500は歴史的に順位争いが激しかった。筆者の調べでは1993年6月から年2回(6月と11月)のペースで始まったTOP500ランキング55回の中で、トップ10の順位が2回連続で全く同じだったことは3度しかない。トピックを添えて振り返ると以下の3つだ。「①2011年6月と同年11月:富士通製『京』が連続1位」「②2013年11月と2014年6月:中国国防科学技術大学(NUDT)製『天河(Tianhe)-2A』が4連続1位」「③2019年6月と同
by MIKI Yoshihito ソフトバンクグループが、ARMアーキテクチャで知られる半導体設計企業Armの売却を検討しているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。 SoftBank Explores Sale or IPO for Chip Designer Arm Holdings - WSJ https://www.wsj.com/articles/softbank-explores-options-for-chip-designer-arm-holdings-11594672437 SoftBank hires Goldman Sachs to explore sale options for Arm: Sources https://www.cnbc.com/2020/07/13/softbank-hires-goldman-sachs-to-explore-sal
英Arm(アーム)は、同社のIoT Services Group(ISG)を切り離し、親会社であるソフトバンクグループの傘下に移行する組織変更の予定を発表した(ニュースリリース)。ISG切り離し後は、中核である半導体IPコア事業へ注力するという。 Armは、ここ数年、IPコアだけでなくIoTの企業として成長する戦略を表明していた。例えば、ソフトバンググループ傘下になった翌年のプライベートイベント「Arm TechCon 2017」 では、展示会場の半分をIoT関連に充てた(関連記事:転身するArm、CPUコアの会社からIoTサービス会社へ)。しかし、昨年の「Arm TechCon 2019」の展示会場は、従来のように、基本的にIPコア関連一色に戻っていた。 今回の発表では、切り離し対象となるのはISGに属するIoTプラットフォームと米Treasure Dataとされる。すなわち、Armの「
ARMプロセッサーの話を取り上げるのはすいぶん久しぶりである。前回は連載179回で、7年半ほど前になる。ちなみにこの時「次世代コア」と言って紹介したCortex-A57/A53は、すでに「前世代コア」になってしまった。 今回取り上げた理由は、富岳とAppleである。日本は富岳で久しぶりにTOP500で首位奪回したとともに、TOP500では初めてARMベースで首位に立った。 そしてAppleは6月23日のWWDCで、次期MacにApple自社製のARMベースプロセッサーを採用することを明らかにした。そんなわけで、今回と次回はこの2つのARMベースプロセッサーの話を説明しよう。今回は富岳である。 富岳に採用されたプロセッサーA64FXは スーパースカラー/アウト・オブ・オーダー構成 その富岳に採用されたA64FXは、Appleとは真逆の方向の設計思想である。極端なまでのデータ集約型な設計である
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Armは英国時間7月7日、IoT Services Group(ISG)の2つの部門を、ソフトバンクが所有・運営する新組織に移管する計画を発表した。Armは中核的な半導体IP事業により集中できるようになる。 ArmはIoT PlatformとTreasure Dataの2つの事業をソフトバンクに移管する意向だ。 この事業移管は規制当局の承認と慣習的な完了条件の対象になり、2020年9月末までには手続きが完了する見通しだ。 Armは、移管される2つの事業との協業を継続する予定だと述べた。 Armの最高経営責任者(CEO)であるSimon Segars氏は声明で「Armはデータとコンピューティングの共生的な成長に大きな機会があると考えている
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く