Yahoo!JapanとGoogleが提携することについてどう考えているか。 日本の公取委は、今回の提携を許可するべきではなかった。インターネット検索市場におけるGoogleのシェアは、米国は70%以上、EU諸国では90%以上と寡占状態だが、日本では40%未満である。これは、日本にはGoogle以外にYahoo!Japanという選択肢があるためだ。しかし今回、Yahoo!JapanがGoogleと提携したことで、日本市場でもGoogle検索エンジンのシェアがEUと並ぶほど高くなってしまった。 単一の検索エンジンのシェアが大きくなると、ユーザーや広告主にとって好ましくない問題が発生する。例えば、Googleで「Calendar」を検索すると、「Google Calendar」が検索結果の最上位に表示される(画面1)。また、特定の会社名を検索すると、「Google Finance」が上位表示さ
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