今季限りで現役を引退する楽天の福盛和男投手(34)が27日、Kスタ宮城で記者会見し、「右ひじが言うことを聞かない。もう野球は無理だと思った」と語った。 福盛は5月に右ひじを手術したものの回復せず、「痛みが取れない。私生活でも支障が出る」として8月末に引退を決断したという。「(ひじや腰など)4度も手術した割には長くやれた。もう、悩むことはない」とすっきりした表情。日米16年間のプロ生活に未練はない様子だった。引退後は「未定だが、野球に関する仕事はしないと思う」と球界を離れる意向。 福盛は横浜、近鉄を経て2005年に楽天入り。抑えとして活躍し、07年オフにフリーエージェント(FA)で米大リーグのレンジャーズに移籍。昨季途中、入団テストを経て楽天に復帰した。通算成績は日本で414試合に登板し、41勝45敗82セーブ、防御率3.65。レンジャーズでは救援で4試合に登板して勝敗がなかった。