90年生まれ付近の子は、深いコミットメントが足りていない。キャラクターと深くコミットメントするためには、イラストだけじゃ物足りない! 物語がほしい! だから、キャラクターとの深いコミットメントを実現するものとして、今はストーリー性が非常に重要。そしてそれを実現するものとして、ライトノベルやストーリー性の強いノベルゲームがある。 物語に対してインタラクティブなアプローチをしていた時代、大塚英志的な設定消費や東浩紀の言うデータベース消費が行われていた時代は、ゲームというインタラクティブなメディアや、『MYST』のようにインタラクティブ性の高いアドベンチャーが元気だった時代に呼応している。この頃のメインの客層は、60年代や70年代生まれ。 ウロボロス消費は、ノベルゲームが元気な時代に対応している。80年代生まれがメインの客層だった頃には、萌えキャラ全盛期だった。萌え絵のイラスト消費も行われていた