少子化に対して日本はどのように取り組んでいけばいいのか。内閣府が設けた有識者会議「少子化危機突破タスクフォース(第2期)」に参加した池本美香さんが、日本総合研究所の勉強会で発表した見解を紹介します。前回(「少子化対策の主役は『国』ではなく『親と子』」)に続き、今回は同じような問題を抱えている韓国の取り組みを、日本の政策と比較します。 池本美香さんのプロフィール 三井銀総研、さくら総研などを経て2001年より日本総合研究所調査部主任研究員。少子化にかかわる保育・教育政策、労働政策、社会保障等の調査研究を担当。著書に『失われる子育ての時間』(2003年)、編著書に『子どもの放課後を考える』(2009年)、『親が参画する保育をつくる』(9月刊行予定)(いずれも勁草書房刊)など。内閣府「少子化危機突破タスクフォース(第2期)」委員、中央教育審議会生涯学習分科会「今後の放課後等の教育支援の在り方に関