JR西日本と東日本をまたいで走る特急「はくたか」と「北越」の引退が十三日に迫る。両列車の乗務員らは社の垣根を越えて「サミット」と呼ばれる交流会を重ね、より良いサービスを模索してきた。現場の議論から生まれたサービスも少なくない。両社が共同運行する北陸新幹線には、そんな「特急魂」も引き継がれる。(松本浩司、日下部弘太) 「直江津駅で休憩所が一緒なのに、顔を合わせてもあいさつ程度。それが寂しかった」。はくたか車掌の津川圭介さん(30)が数年前の光景を思い出す。はくたかも北越も、直江津で東西の乗務員が交代するが「全くの他人」という印象だったという。 それがこの二年で大きく変わった。二社間の調整を担っていた二人の現場長が「会社の壁を越えてサービス向上をできないか」と発案。JR西には「サンダーバード」で交流組織がすでにあり、自然と「はくたか・北越サミット」が生まれた。
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