本シリーズ連載中の去る12/11に、秋田市新屋演習場へのイージス・アショア配備を政府が断念する見通しと報じられました*。この報道を政府は否定していますが、今が大きな転機であることは明らかです。これは、この一年あまりの間続けられた秋田市民の努力の賜(たまもの)と言えるでしょう。 〈*イージスの新屋配備計画、政府が見直しへ 地元理解が困難, 2019/12/11,秋田魁新報〉 伝えられる報道では、新たな配備先としては山形県鶴岡市を南限に、山形県北部、秋田県全域、青森県西部が挙げられており、中でも陸上自衛隊弘前演習場が名を挙げられています*。 〈*地上イージス、新たな候補地は… 住宅地からの距離焦点, 2019/12/11, 秋田魁新報〉 これら報じられた候補地の特徴は、本連載で常に指摘してきたように本土防空、とくに首都圏防空にきわめて不適な立地であり、合衆国のハワイ防空に最適な立地であることで