先月行われた東京大学の入学式で、社会学者の上野千鶴子さんが性差別などに触れ関心を集めた祝辞について、東京大学新聞社がネット上でアンケートを行ったところ、東大生の61%が「評価する」と答えた一方、25%が「評価しない」と答えました。 ことしの東京大学の入学式で、名誉教授で社会学者の上野千鶴子さんが、「大学に入る時点で隠れた性差別が始まっている。東京大学も例外ではない」などと女性差別に触れたうえで、大学で学ぶ意義について述べた祝辞について、ネット上では賛否の声が広がるなど大きな関心を集めました。 これについて東大の学生が編集する東京大学新聞社は、今月10日にかけてホームページ上などでアンケートを行い、東大生603人を含む4921人から回答を得ました。 このうち東大生で、祝辞を「たいへん評価する」「評価する」としたのは61.7%、「評価しない」「まったく評価しない」と答えたのは25.7%でした。