マンハッタンを囲むようにイーストリバーとハドソンリバーを運航している「New York Water Taxi（ニューヨーク・ウオータータクシー）」が5月19日、通勤者向けに新たな路線をスタートした。 新たに就航した路線は「Hudson River Park’s Pier 84（557 12th Ave.）」と金融街を結ぶもので、近年活性化しているウエストサイドの住民の利用を見込んだもの。通勤ラッシュアワーに合わせたスケジュールを組み、朝夕3本ずつ運航する。ウオータータクシー代表のヘレナさんは「ウエストサイドにはまだ交通の便が良くないので、より良い通勤手段の一つとして利用してほしい」と呼び掛ける。 通常運賃は、片道＝4.50ドル、往復＝8ドル。23日までは無料で乗船できる上、船内ではコーヒーとドーナツを提供。今後毎日利用する通勤者向け用の割引も検討している。

立ち食いステーキ専門店として日本で話題を呼んでいる「いきなり！ステーキ」が今夏、ニューヨークに進出する。 行列必須の「いきなり！ステーキ」 「ペッパーフードサービス」が新しい業務形態として昨年12月から都内に3店舗を展開する同店。同社は系列店をアジアを中心に海外170店舗を出店しているが、アメリカへの出店は初めて。「ムダな前置きを省いて、いきなり本番」というスタイルで真っ先にステーキを出すため、現代の日本のスタイルにマッチしていると話題になり、連日長蛇の列ができている。 ニューヨーク店では同店オリジナルのしょうゆべースのステーキソースと特製ペッパーペーストをそのまま継承する予定。有名高級ステーキ店がひしめくニューヨークで、「本格ステーキをクイックに楽しむ新たな食文化を創造し、アメリカのライフスタイルに変化を促す」という斬新さが、どのように受け入れられるか注目されている。

ロンドン発の人気すしチェーン店「Wasabi」（561 7th Ave.）が2月24日、ニューヨーク市内に1号店をオープンした。一貫ずつ個包装して販売するというアイデアが人気を集めている。 同チェーンは、韓国出身キム社長の「日本の新鮮な手作りずしと弁当をイギリスでも共有したい」という思いから、2003年にロンドンで1号店をオープン。日本の伝統的なすし・弁当の文化と、すしを個包装した珍しい販売方法は人気を呼び、現在では英国内に36店舗を構える大型チェーン店へ成長した。今回のニューヨーク進出は同店の海外初店舗。 新鮮さにこだわり、その日に店内で手作りされたすしを個包装にして販売するという、今までの一般的な「すし」の概念から離れたアイデアはニューヨークでも話題に。客はズラリと並んだすしの中から好きなネタを好きな分だけ選ぶことができる。「すしは大好きだけど食べられない種類も多いので、こうしたビュッ

新しいスタイルのラーメンを提供する「Yuji Ramen（ゆうじラーメン）」（95 E Houston St.）の「Mazemen（混ぜ麺）」が、昨年のオープン以来地元ニューヨーカーの心をつかんでいる。 その他の人気メニュー 同店は、自然食品を主に扱う大手スーパーマーケット「Whole Foods Market（ホール・フーズ・マーケット）」内に2013年にオープン。一風変わったメニューがテレビなど40以上のメディアに取り上げられている。 「Mazemen（混ぜ麺）」は、特別発注したコシのある太麺に季節の食材をトッピングしたスープのないオリジナルラーメン。ウニやカキなどラーメンでは通常使用しない旬な食材をはじめ、ベーコンやスパイシーツナなどアメリカ人になじみのある具材を使っている。ニューヨーク初となる「ラーメンおまかせ」コースとして、同店自慢のラーメンが堪能できるコースも提供。ラーメンを食

ニューヨークのマレーヒル地区に位置するホテル「The Court－A St Giles Premier Hotel」（130 E 39th St.）が3月下旬、250ドルのハンバーガーの提供を始める。 同ホテル内に3月下旬オープン予定のレストラン「Beer & Buns」では、世界各国のビールやアジアのフュージョン料理を取り扱う。日本の「キリン一番搾り」をはじめ、スペインやドイツ、スコットランド、ブラジルなどのビール全20種を用意。マレーシア、韓国、日本などアジア各地からインスパイアされたハンバーガーやサラダを提供する。 メニューで最も注目を集めているのは250ドルの「B&B Indulgence」。名前には「わがまま」「ほしいままに」の意味を込め、神戸牛、フォアグラ、ホワイトトリュフ、キャビアなどの高級食材をぜいたくに使う。エグゼクティブのタンさんは「最初は999ドルで提供しようとしてい