フランスオートクチュール・プレタポルテ連合協会ディディエ・グランバック会長クリスチャン・ディオールの09年春夏オートクチュールコレクション=大原広和氏撮影伝統回帰の作品や演出を見せたシャネルの09年オートクチュールショー 世界的な景気後退の影響を受けて、ファッションビジネス界も大きな転換期を迎えている。フランスオートクチュール・プレタポルテ連合協会のディディエ・グランバック会長が、パリで朝日新聞の単独インタビューに答え、「パリ・コレクションのプレタポルテ(既製服)のショーはもう必要ない」と明言した。パリ・コレ主催者の発言だけに波紋を呼びそうだ。 パリ・コレは、プレタポルテとオートクチュールのショーを年に計6回開催する。1回あたりの経費は、シャネルやディオールなど大ブランドで億単位、日本などの中小ブランドでも数千万円かけている。プレタ中止だと経費も半減する。 ショーの期間、世界中からパ