7月12日、ファーストリテイリングを支えてきた国内ユニクロ事業の低迷が続いている。写真は4月、都内のユニクロ店舗で撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 12日 ロイター] ファーストリテイリング<9983.T>を支えてきた国内ユニクロ事業の低迷が続いている。積極展開するアジアの収益は順調に拡大しているものの、全社利益の8割を占める国内事業の下振れを補うには至っていない。 日本人のほぼ全員がユニクロ製品を着るようになった今、定番服を安く売るビジネスモデルは曲がり角に来ている。同社は銀座に続き、国内で旗艦店を増やす方針だが、客数の減少に歯止めがかからない中での大型店の展開は、経営に致命傷になりかねないとの指摘も出ている。