海賊版と知りながら音楽や映像をウェブサイトからダウンロード(受信)する違法行為に、「2年以下の懲役か200万円以下の罰金」の罰則を設けようと、与野党間で検討が進められている。現行法には罰則がなく、違法行為があとをたたないためだ。罰則化を推進する自民党の河村建夫・衆議院議員と、MIAU(インターネットユーザー協会)の小寺信良代表理事に、意見を聞いた。◇ ≪小寺信良氏≫投稿規制の徹底と教育を --前回の法改正(平成22年)でもすでに反対していた 「1つのアップロード(投稿)で、多数のダウンロードが行われるインターネットの仕組みを考えれば違法なアップロードを絶つ方が効率がいい。罰則規定がある現行法の投稿規制で対応できる」 --違法化されて2年たつが、状況は変わったか(オリコンの調査では、今年1~2月時点での中・高校生の違法化の認知率は61・5%) 「周知の段階。青少年が違法ダウンロードの中心だが