11月特集 フィギュアスケート新時代 (4) フィギュアスケート・グランプリシリーズの中国大会、男子フリー最終滑走組の6分間練習で、そのアクシデントは起こった。 ジャンプを跳ぶためにターンをしながら滑っていた羽生結弦が、同じくジャンプの準備動作をしながら滑っていたハン・ヤン(中国)と衝突。羽生の頭部とハンの顎が激突して両者とも氷の上に崩れ落ちた。 なかなか動こうとしないふたり。一瞬の出来事に悲鳴が上がった後、会場は静まり返った。急遽練習が中断されて選手がリンクから上がると、ハンはフラフラしながらリンクから出て、再び倒れ込んでしまった。しばらく動けないまま氷上に倒れ込んでいた羽生も、救護の係員が駆けつけて担架が運び込まれようとすると立ち上がり、リンクの外に出た。見ている者の誰もが、ふたりとも棄権するのだろうかと考えた。 試合前の練習で笑顔を見せる羽生結弦とブライアン・オーサーコーチ かつて2
羽生「このまま僕、スケート終わるのか」競技人生断念が頭よぎる
小塚 ロシア杯へ出発、羽生に「精神力、ガッツは凄いと思う」
14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2014)、男子シングル・フリースケーティング(FS)。演技に臨む羽生結弦(Yuzuru Hanyu、2014年11月8日撮影)。(c)AFP 【11月11日 AFP】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2014)の練習中に激しく衝突し、車いすで帰国したソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)の事故について、日本スケート連盟(Japan Skating Federation)の対応に非難の声が上がっている。 19歳の羽生は、練習でジャンプの体勢に入ろうとしていた際に、中国の閻涵(Yan
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯で負傷した羽生結弦(19=ANA)が、頭部挫創、左太もも挫傷など計5カ所のケガと診断された。10日、日本スケート連盟が発表した。8日のフリー前の練習で閻涵(エンカン、中国)と衝突して流血しながら、強行出場して2位。9日に緊急帰国して精密検査を受けていた。脳に異常はなかったが、全治は2~3週間で、第6戦NHK杯(28~30日、大阪・なみはやドーム)の出場は微妙となった。 ダメージは全身に及んでいた。頭、腹、脚。診察結果には5つの症状が並んだ。(1)頭部挫創(2)下顎(がく)挫創(3)腹部挫傷(4)左大腿(だいたい)挫傷(5)右足関節捻挫。懸念された脳振とうの後遺症は見られず、脳への影響はなかった。骨折や腱(けん)の負傷もなく不幸中の幸いだったが、決して軽くはない。強行軍でフリーを滑り切った精神力の強さは際立つが、今後への影響は避けられ
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