フィギュアスケートの世界選手権は23日にフランス・モンペリエで開幕する。2010年大会の男子シングルで優勝した高橋大輔(36)は、村元哉中(かな、29)=ともに関大KFSC=とペアを組み、アイスダンスで初出場する。シングルとアイスダンスの両方で世界選手権の舞台に立つのは異例。それを可能にした要因の一つは、世界一と称されるステップにある。シングル時代にコーチを務めた長光歌子氏(70)が、ステップのルーツを明かした。 同世代の男の子たちがジャンプばかりに夢中になる中、一人熱心にステップを踏む少年がいた。その少年こそ、高橋だった。当時中学1年生。年頃の男の子はジャンプへの好奇心から、ステップには興味を示さない傾向にあるが、高橋少年は違った。指導を始めてすぐに、長光コーチは高橋のステップへの強いこだわりを感じ取った。 「今、思い返してみると、私は(指導者として)何を教えていたんだろうって考えてしま
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