よく自己実現系の書籍などを読むと、人生には試練がつきものでそれをいかに越えるかが大切だ、などと書かれています。とはいえ、なかなかそんな、書籍に出てくるような大それた試練に出会うこともレアでしょうし、そもそもあまりそういう試練には出会いたくありません。そこで手軽ながら効果のある方法があります。 「ごめん」でも「ごめんね」でもありません。「ごめんなさい」です。 日本語にはとても便利な言葉があります。「すみません」です。どんな場合でも使える万能ツールです。ですが、それだけに「すみません」といって済ませたいところを「ごめんなさい」というのは、かなり心理的に重たさを感じます。実際にやってみると、この重たさは強く実感します。そしてその心理的な重さこそが試練となるのです。 これを積み重ねていくうちに、徐々に覚悟を決めるという地力がついてきます。スキルは経験で作られる。覚悟するというスキルもまた同様です。