ごみ処理装置「スーパーストーンクリーン」。左側の炉でプラスチックなどを燃やし、その焼却熱をパイプを通じて、右側の生ごみを減量する回転処理槽に送り込む=岐阜県中津川市蛭川の博石館 化石燃料を使わずに、生ごみの減量処理ができる装置を、岐阜県の石材加工会社と愛知県のごみ処理機製作会社が共同開発し、今月から事業所向けに販売を始めた。ごみを3千分の1の量の灰にすることもできるといい、国内外から問い合わせが相次いでいる。 開発したのは、石材の加工や販売を手がけ、石の博物館「博石館」などを運営する岩本グループ(岐阜県中津川市、岩本哲臣社長)と、ごみの低温分解処理機を製作しているISONIC(愛知県岡崎市、吉富久男社長)。 装置は「スーパーストーンクリーン」と名付けた。1日の処理能力は100キロ〜1トン。処理は2段階でする。 まず、炉に入れたプラスチックや発泡スチロール、紙や布といった水分の少ない