目的 crt0.oの謎を解き明かし、スタートアップルーチンの基礎を作る。 #補足 : 今回作るスタートアップは完璧じゃないです CRT (って、カソード レイ チューブでないことは確かなんだけどね) 前回、新しくターゲット用に作ったgccでコンパイルしたところ、crt0.oがないと怒られて終わりました。今回はこのcrt0.oが何であるかを解明するところからスタートします。 とりあえずLinuxネイティブだったらコンパイルできたので、Linuxのネイティブgccとv850-nec-elf-gccが何をやっているかを調べ、どこがおかしいのかを調べましょう。gccは-vをつけてコンパイルすると、何をやっているのか教えてくれるので、これを比較してみましょう。 % gcc -v hello.c Reading specs from /usr/lib/gcc-lib/i386-redhat-linux