普通のやつらの下を行け: BFDでデバッグ情報の取得 gcc に -g オプションを与えるとデバッグ情報をバイナリに埋め込むことができます。この情報は通常 gdb などのデバッガによって利用されますが、普通のプログラムでも利用できれば何かおもしろいことができるかもしれません。 普通のやつらの下を行けの第4回として、今回は BFD (libbfd) を用いてデバッグ情報を取得する方法を取り上げたいと思います。 BFD とは BFD (Binary File Descriptor library) は各種バイナリフォーマットに対して低レベルな操作を行うためのライブラリです。 GNU binutils に含まれています。Debian GNU/Linux なら次のコマンドでインストールできます。 % sudo apt-get install binutils-dev ここでは BFD の bfd_