日本最大の本の祭典「第16回 東京国際ブックフェア(TIBF)」が7月9日から4日間、東京ビッグサイトで開催された。日本における出版の最先端事情を知る事ができる同イベントだが、今回はあたかもiPhoneアプリの見本市の様相を呈していた。 今回は実質的に会場縮小の感があり、大規模なブースは減っている。これも出版不況のあらわれかと感じるところがあったものの、今回のテーマ国であるエジプト・アラブ共和国やスペインが大きなパビリオンを展開するなど海外出版社の出展も多く、過去最多となる30ヵ国800社が参加するなど盛況な感触を得た。 その中で、電子出版に関連した展示を行なう「デジタル パブリッシング フェア」ゾーンや、出版のデジタル活用を支援するソリューションを紹介するブースが大変目を引いており、出版のデジタル化、電子化が加速しているのを肌で感じるものとなった。 「学習書・教育ITソリューション」ゾー