プログラミング、サイエンス、デザイン――マルチに活躍する彼をエンジニアという1つの枠で捉えようというのはそもそも間違っているかもしれない。好奇心のおもむくまま、目的を具現化するのに適していた道具がコンピュータだった。彼にとって今でもコンピュータは未知の世界を広げるための道具であることに変わりはない。今後どのような展開を見せてくれるか、楽しみだ。(取材・文=編集部)2010/01/28 掲載 西尾泰和(にしおひろかず) 1981年7月23日生 28歳 サイボウズ・ラボ 西尾泰和さん 【略歴】 2001年 IPA 未踏ソフトウェア事業に参加 2002年 未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)に採択 2003年 IPAによりスーパークリエータに認定 2006年 博士号を取得、日本学術振興会 特別研究員(PD) 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 特別研究員 2007年 サイボウズ・ラボ入社
景気が悪いのもあって、世間では能力本位でしっかり仕事をしてくれる人を選別するようになったのか、皆さん不思議な相談をお持ちかけになられるケースが増えました。ああ、もちろん私が一流だなどと傲慢な考えを持っているわけじゃないですよ。どちらかというと敗戦処理がエキスパートだというだけで、変な仕事が押し付けられてくるというだけの話です。 で、あっと驚くような大手企業さんの、あーあと思うような下水処理案件が頻繁に流れてくるわけです。まるでクソ溜めのような世界ではあるんですが、もうそういう汚い案件を見てもどうも思わなくなってきました。金額がでかかったり、関わっている人数が多かったり、関係先が大手企業だったりするだけで、汚いものは汚いわけですね。 そういう「みんなが逃げ散ろうと思っているところでの経済ババ抜き」で大事になる前段での見極めというのがありまして。 ○ 失敗大型案件は、たいてい発起時点で偉い人が
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