実業家、文学者、俳人、冒険家、そして超人―― さまざまな肩書を持つ角川春樹氏が、果敢にもニッポン警察の”ウラ側”に切り込んだ超大作映画の監督・脚本・製作を手がけたという。神の領域に達するべく、木剣を日に3万3100回振るう男が語る、本作のウラ側、そして世界の真実とは? 本気なのか、リップサービスなのか。ここ数年、「人間から脱皮し、神の領域に近づいている」「脳細胞が覚醒する」「刑務所で宇宙を見た」などのブッ飛んだ発言が注目を浴びている角川春樹氏。いよいよ神の領域に達したのか、『REX 恐竜物語』以来15年ぶりにメジャー作品でメガホンを取ることになった。佐々木譲の人気小説を原作とした『笑う警官』である。 なんと、監督に決定したのはクランクインの3週間前。急遽決まったのだという。角川氏はまず、そのウラ側を明かした。 「別の監督で撮ることになっていてね、キャスティングも撮影予定もすべて決まっていた