生態系への影響が懸念されている小さなプラスチックのごみ「マイクロプラスチック」について、東京理科大学と愛媛大学の研究グループが全国の29の河川を調べた結果、9割にあたる26の河川から見つかりました。調査を行った研究者は、ごみの削減など陸での対策の強化が必要だと指摘しています。 その結果、千葉県の大堀川や神奈川県の鶴見川など9割にあたる26の河川の31地点で「マイクロプラスチック」が見つかったということです。研究グループによりますと、多くはレジ袋や発泡スチロールなどに使われている素材の破片で、上流域の人口密度が高い地点ほど「マイクロプラスチック」の密度が高い傾向だったということです。 「マイクロプラスチック」は、国などの調査で日本の周辺海域に広く分布していることが分かっています。 調査を行った東京理科大学理工学部の片岡智哉助教は「これまではプラスチック製品が海に出てから小さくなったと想定され
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