(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の攻撃が続くイラク西部アンバル州の戦況について、イスラム教スンニ派の部族指導者は14日、イラク軍部隊が敗退の危機に直面しているとの見方を示した。 米当局者らは最近、イラクやシリアでISISが劣勢に転じたと主張している。しかし、イラク軍とともにISISと戦うスンニ派部族、アルブニムル族のナイム・ガウード氏は「アンバル州ではこちらが不利な形勢にある」と指摘。部族勢力が撤退すれば、イラク軍部隊は「数時間で崩壊するだろう」と述べた。 ガウード氏はそのうえで、米国に地上部隊の派遣や部族勢力への武器供与を要請。あるいはせめてイラク政府に対して武器供与を働き掛けてほしいと訴えた。 同氏によると、アンバル州のある町では一時、数千世帯の住民がISISの支配下に入った。13日に米軍主導の空爆部隊とイラク軍部隊が反撃に出たものの、イラク軍は14