ワシントン(CNN) 米海軍は22日、空中で無人戦闘機に燃料を補給する実験に初めて成功したと発表した。 実験はメリーランド州とバージニア州の沿岸で実施。無人戦闘機「X-47B」を空中給油機の「オメガK707」に接続させ、約1800キロの燃料を受け取ることに成功した。 補給管を伸ばして給油機の燃料補給装置に接続し燃料を受け取る作業は、正確な手順が要求されるため有人機でも難しいという。海軍は「飛行しながら自律的に燃料を補給できれば、今後の無人機の利用範囲と柔軟性が増す」と評価している。 海軍は無人戦闘機を有人戦闘機と並行して安全に運用することを目指して実験を重ねてきた。2013年にはX-47Bを無人機として初めて空母から離着陸させる実験に成功。昨年は有人の「F/A-18ホーネット」と共に、米空母「セオドア・ルーズベルト」から離着陸させた。 X-47Bは2020年以降の実戦配備を目指している。
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