記者の質問に答える鈴木宗男氏=20日午後5時31分、東京・永田町の衆院第2議員会館、金子淳撮影 新党大地代表の鈴木宗男前衆院議員(62)が20日、国会内で開かれた同党のシンポジウムで食道がんであることを明らかにした。あっせん収賄などの罪で実刑が確定しているが、近く予定されていた収監が遅れる可能性がある。 最高裁の上告棄却決定後の9月末、人間ドックの検査で食道がんが見つかったという。鈴木氏は「来週から入院し、手術をするように医師から言われた。手術が終わってから検査を受けて、万全な体で収監されたい」と語った。 鈴木氏は2003年にも胃がんの手術を受けて胃の3分の2を切除。直後の衆院選への立候補を見送ったが、その後フルマラソンを何回も完走するほどに回復していた。 最高裁は今年9月、鈴木氏の上告を棄却し、懲役2年追徴金1100万円の判決が確定している。