EU=ヨーロッパ連合の加盟国で作るヨーロッパ議会の選挙は、開票が始まり、信用不安問題への対策として緊縮策が進められ、失業率が過去最悪となるなか、不満の受け皿となっている極右政党など、EU統合に懐疑的な勢力が議席を大幅に増やす勢いです。 5年ごとに行われるヨーロッパ議会選挙は、加盟国ごとに人口比率で割り当てられた751の議席を選ぶもので、有権者は28か国でおよそ4億人に上ります。 投票は22日から4日間、加盟国ごとに順次実施され、25日午後11時(日本時間の26日午前6時)に投票がすべて終了したのを受けて、開票が始まりました。 ヨーロッパ議会が各国の出口調査を基に発表した議席の予測は、議会の最大会派で中道右派の「ヨーロッパ人民党」が211議席、それに次ぐ中道左派の「社会民主進歩同盟」が193議席で、ともに議席を減らすものの、二大会派が過半数を占める構図には変わりはない見通しです。 しかし、フ