「少年探偵」から、少年ヒーローは生まれた？～その系譜を「奇巌城」から探る

現在、漫画家の森田崇氏@TAK_MORITA が「月刊ヒーローズ」で連載する、原作に忠実なルパン物語「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」。 原作者ルブラン生誕150年の今年、満を持して最も有名な「奇巌城」編が展開中！ ところでルパン奇巌城編には「高校生探偵ボートルレ」君が登場。「少年探偵」役の元祖じゃないか？という問いから意外な誕生の秘密、そして子どもがヒーロー役となる物語の系譜…などに話が広がりました。そのまとめです。

[ROYGB]

探偵じゃないけどキップリングの「少年キム」は、インドでイギリス政府の為に働くことになる子供の話だったような。少年探偵ではなく少年秘密情報部員みたいな感じ。

[Louis]

ただ『名探偵コナン』に関してはまず『ピカソ君の探偵ノート』を挟んで欲しいｗ

[okemos]

最初の少年探偵は1908，9年くらいに登場という事だけど、日本最初の探偵小説である黒岩涙香の「無残」(1889)にもそういや若い探偵が出てきたよなとチェックしてみたら、残念ながら20代半ばだった。少年とは言えないか。

[natu3kan]

江戸川乱歩の小説の唐突にリア充の金持ち天才探偵が出てくる率の異常さは嫌いじゃないけど、翻訳の作品もそういう感じだから欧米の探偵小説のフォーマットをそのまま輸入してたんだろうな...Baker Street Irregularsを連想

[enemyoffreedom]

少年ヒーローの系譜 / エルロック・ショルメとかボートルレ少年とか、この頃はまだ一次創作と二次創作の境界があいまいよね

[a-lex666]

つ ベーカー街遊撃隊/都筑先生の「黄色い部屋はいかに改装されたか」にあるとおり、「黄色い部屋」は色々エポックメイキングなんだなぁ/そういや、「少年ジェット」とかの実写の流れはどうなんだろ？

[gryphon]

コメント欄にも書いたけど江戸川乱歩が子供を活劇の主体者、当事者的立場とする「少年探偵団」を考えたのは大ホームランっすな。その恩恵というか影響で、日本の創作世界は独自進化？