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1082 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
アンチ・オイディプス ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ 河出書房新社 1986 Gilles Dejeuze & Fe... アンチ・オイディプス ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ 河出書房新社 1986 Gilles Dejeuze & Felix Guattari L'Anti-OEdipe 1972 [訳]市倉宏祐 さっきから書斎の机上に『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』が置いてある。密告者が持ってきた秘密の二重標本箱のようだ。いずれも戸田ツトムと岡孝治のブックデザインで、浩瀚を律するにふさわしい。それを少し斜めに見ながらキーボードを打っている。いずれも最初に入手したときの書きこみを入れた2冊ではない。その2冊はだれかによって、どこかに攫われた。 この2冊はジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリが二人で一人になり、一人が二人にも多数にもn+1にもn-1にもなって、荒々しい華厳ともいいうるような一蓮托生で書きあげたもので、しかもこれが一番肝心なことだが、「資本主義と分裂症」というとんでもない統合
2015/10/21 リンク