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仙痛(コリック) - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版
仙痛とは,健康な乳児でみられる,原因の特定できない,頻回かつ長時間の啼泣である。 コリック(colic... 仙痛とは,健康な乳児でみられる,原因の特定できない,頻回かつ長時間の啼泣である。 コリック(colic)という用語は腸管由来を示唆するが,疼痛の由来身体部位は不明である。 仙痛は,典型例では生後1カ月以内の時期にみられるようになり,生後6週頃にその頻度がピークとなるが,生後3~4カ月頃までにはほぼ確実に自然に消失する。発作的な啼泣およびむずかりが日中または夜間のほぼ同じ時間にみられることが多く,特に理由もなく何時間も続く。ほとんど絶え間なく泣く乳児も少数いる。過度の啼泣によって空気嚥下症を来し,結果として鼓腸や腹部膨隆が生じることがある。仙痛の乳児は,典型的な例では,よく飲み,体重増加も良好であるが,栄養的に無価値のものを盛んに吸啜する場合は過度の空腹を示唆していることもある。仙痛は,強情で短気な性格の発現とは無関係である。 評価 評価の目標は過度の啼泣の原因となる他の原因から仙痛を鑑別す
2017/11/04 リンク