ゼロ年代への「帰還」 ～『劇場版 艦これ』感想～ - うらがみらいぶらり

11月26日。満を持して、巨大な泥舟が出港を果たした。『劇場版 艦これ』のロードショーである。 振り返れば、『シン・ゴジラ』『君の名は。』などなど、今年は邦画が大当たりの連チャン状態。つい先日も『この世界の片隅に』が好調な滑り出しを見せている。そういった情勢の中で、KADOKAWAが誇る決戦兵器の、記念碑的な失笑を誘ったアニメ作品の劇場版上映である。否応にも注目が集まるものである。 初日からステキな感想が乱舞し、僕の観測範囲においても、歴戦の勇者たちがこぞって、この見え透いた鉄底海峡へ出航していった。そして僕も真偽を確かめるべく映画館へ足を運んだ。以下は、そのおぼろげな航海日誌である。 飛び交っていた感想について まず、上映第１陣～３陣くらいが終わったであろう時間帯に、どのような感想が流れていたか。まとめるとこんな感じである。 ここまで確認された劇場版艦これの表現手法 「実質仮面ライダーゴ

[W53SA]

吹雪はビビッドパンチを体現して真実の仏陀となった、的なまとめ。映画見たあとに読んで首が取れそうなくらい頷いてひとしきり笑った。

[betelgeuse]

劇場版艦これは主人公が光るジャンル

[samepa]

仏陀再誕画像に釣られて記事を開いたら「全体的な幸福の科学要素について」って項目がちゃんとあって笑った。

[kyuusyuuzinn]

今まで見た中で一番しっくりくる考察

[zorio]

なるほど。ここまで持ち直したのは賞賛に値する

[aomeyuki]

山田玲司の「君の名は。」評に通じている。いつの時代も受け入れられるテンプレというか、オトコの子向けコンテンツは、震災後（のステレスフルな社会情勢）一周回ってゼロ年代へ還っていくのかな？とは思っている。

[ornith]

“「吹雪はビビッドパンチの体現者である」”