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macska dot org � Blog Archive � 北米社会哲学学会報告4/「死ぬ義務」と「精子バンク」をめぐる医療倫理
どんどん古い話になってしまってきているけど(学会あったの、もう2ヶ月以上前だよ)、あと少しなので... どんどん古い話になってしまってきているけど(学会あったの、もう2ヶ月以上前だよ)、あと少しなので北米社会哲学学会報告の続き。今回は生命倫理系の発表2つについて。具体的には、カリフォルニア教育大学ポモナ校の哲学部助教授 Michael Cholbi による「死ぬ義務」に関する考察と、アリゾナ州立大学哲学部の Shari Collins-Chobanian による「精子バンクの倫理」についての発表。 まずは「死ぬ義務」から。この「死ぬ義務」というのは重度の障害や病気によって快復の見込みがないまま周囲に負担をかけている人の権利と義務を巡って古くから議論されている問題だけれど、最近になって(といっても十年前だが)この議論を再燃させたのはテネシー大学の哲学者 John Hardwig が Hastings Center Report(生命倫理の専門誌)に寄稿した「死ぬ義務は存在するか?」という論文(
2008/10/25 リンク