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英米の覇権を哲学から考える - グローバル・アメリカン政論
バートランド・ラッセル著 “A History of Western Philosophy” 正直なところ、私は哲学に関して全くの... バートランド・ラッセル著 “A History of Western Philosophy” 正直なところ、私は哲学に関して全くの素人である。しかし19世紀より世界の自由主義の王者として君臨してきた英米の覇権を理解するうえで哲学的な背景を理解する必要があるのではと思えるようになった。パックス・ブリタニカとパックス・アメリカーナを哲学から理解するにはバートランド・ラッセル著の“A History of Western Philosophy“を推薦したい。なぜか?それはこれから説明し、その著書に関しても手短にコメントしたい。 私がロンドン・スクール・オブ・エコノミックスの大学院に在学時の主要テーマは覇権安定論であった。アメリカの政治経済学者チャールズ・キンドルバーガー氏とロバート・ギルピン氏はこの理論を基に自由主義秩序が戦間期に崩壊した原因を考察し、イギリスの国力が低下する一方でアメリカが新た
2007/04/16 リンク