英国・北アイルランドのベルファスト(Belfast)西部で、マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元首相の訃報について「鉄の女だって?墓の中でさびにまみれて眠りやがれ」と書かれた落書き(2013年4月9日撮影)。(c)AFP/ PETER MUHLY 【4月11日 AFP】「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ(Ding Dong! The witch is dead)」――。米映画『オズの魔法使い(The Wizard of Oz)』のこの挿入歌が、マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元英首相の死去後、英音楽ダウンロードチャートのトップに躍り出た。 映画の中で主演のジュディ・ガーランド(Judy Garland)たちが合唱するこの歌は、1939年にリリースされたもの。9日、英国内における米アマゾン(Amazon)の音楽配信サービスで突如、ダウンロ
(英エコノミスト誌 2013年3月9日号) デビッド・キャメロン首相は緊縮しか選択肢がないと述べているが・・・〔AFPBB News〕 英国のデビッド・キャメロン首相が英国経済について先週行った、「(手段は)ほかにない」と述べたスピーチが批判を巻き起こしている。 無理もない。自分の政権の財政緊縮プログラムを貫くしかないという首相の議論は、著しく間違ったものだったのだから。 失敗しつつある最重要政策を擁護しなければならない事情は容易に理解できる。この連立政権は2010年6月の緊急予算により財政緊縮プログラムに取り組み始めた。そのころ回復の兆しを見せていた景気は、これ以降ずっと低迷している。肝心の財政状況もお粗末だ。 実際、権威ある財政研究所(IFS)のリポート「グリーン・バジェット」の最新版によれば、本財政年度の借り入れは前年度を上回る可能性がある。 危ないところを救ったのは生産性の低下だけ
Stop saying that you like The Smiths, no you don't. I forbid you to like it. (スミスを好きだなんて言うのはやめろ。あんたは違う。あんたのスミス好きを禁止する) http://www.guardian.co.uk/politics/2010/dec/03/johnny-marr-david-cameron-twitter?intcmp=239 ジョニー・マーが、自らのTwitterで英国首相デイビッド・キャメロンに送ったメッセージである。 雪の中を学生たちが街に出てアンチ保守党政権闘争を繰り広げている今、誰かがこれを言うのをわたしは待っていた。 わたしは雪の中で抗議運動を繰り広げた人々の中にはいなかったが、デモ行進を続けた人々のガキどもの面倒を託児所でみていた。 個人的にはもはや、デモ行進だの流血の抗議運動だのにわ
英国の裁判所は、Googleは情報へのアクセスを容易にしているだけで直接的な発行者ではないと述べ、同社に検索結果に含まれる誹謗中傷情報の責任をとる義務はないとの裁定を下した。 高等法院のDavid Eady判事は英国時間7月16日、通信教育会社のMetropolitan International SchoolsがGoogle UKと米国のGoogle本社を相手取って起こした訴訟で、判決を言い渡した。Metropolitan International Schoolsは、同社のクラスの1つを「詐欺」と呼んだDigital Trendsフォーラム上の書き込みは名誉毀損であり、そのフォーラムの一部を検索結果に表示したGoogleには法的責任がある、と主張していた。 しかし、Eady判事は、この訴訟における第3の被告であるGoogleは名誉毀損情報への経路に過ぎず、同社自体は情報の発行者ではない
Google傘下のビデオ共有サイトYouTubeが、英国で音楽ビデオへのアクセスを遮断した。アーティストとレーベルに代わってライセンス料を徴収するPRS for Music(PRS)との交渉決裂を受けた措置。 これについてYouTubeは次のような声明を発表した。「PRSから受けていた従来のライセンスは期限切れとなったが、これまでのところ当社にとって経済的に持続可能な条件で更新の合意を得ることができていない。この交渉で問題となっているのは2点。法外なライセンス料と透明性の欠如だ。当社はミュージシャンやソングライターの創造性を高く評価しており、オンラインによって彼らに大きな収入を生み出し著作権を尊重すべく権利者と精力的に話し合ってきた。しかし、PRSは従来に比べ何倍ものライセンス料を要求してきた」 また声明はこのように続く。「当社にとって、それは全くもって法外な額であり、提案された条件では再
ストーリー by reo 2009年01月06日 1時00分 BIG BROTHER IS WATCHING YOU 部門より Times Onlineによると、イギリス内務省が市民のパソコンを令状無しで「ハッキング」して調査することを合法化する計画を進めているそうだ (本家 /. の記事) 。この「ハッキング」は「remote searching」と呼ばれており、オフィスや家庭、ホテルなどにある PC に対し、警察や MI5 (英国情報局保安部) が遠隔地からアクセスして HDD 内の内容 (たとえばメール、Web ブラウズやチャットの履歴など) を調査する、といったことを指しているとのこと。 警察は「サイバースペースを犯罪に利用しようとする者を調査するのに必要だ」と述べているものの、この計画について市民団体などは「プライバシの侵害だ」と強く反対しているようだ。警察や諜報機関がネットワー
英国の裁判で、犯罪捜査において被疑者が自分にとって不利に働く恐れのあるハードディスクの暗号化キーを黙秘する行為は法律に違反するという判決が下された(本家/.より)。 英国ではRegulation of Investigatory Powers Act(捜査権限規制法)のもと、PCのハードディスクの暗号化キーを明かさなければ最長5年の禁錮刑に科せられると定められている。この裁判では暗号化キーを明かすことは黙秘権と相容れないという点で争われ、注目を集めていた。 判決では「コンピュータ機器の鍵は、鍵のかかった引き出しを開けるための鍵と何ら変わりなく、引き出しの中身と鍵は共に被疑者から独立して存在する。その内容は不利に働くようなものであるかもしれないし、そうでない可能性もあるが、鍵は中立なものとして存在する」としている。また、黙秘権にはある程度の制約があり、例えば適切な手続きを経て命じられた場合に
イギリスの野党第2党、自由民主党(Liberal Democrats、Lib Dem)の新党首にニック・クレッグ氏(Nick Clegg、1967年生まれ)が選出された。 クレッグ氏「英国をもっとリベラルな国にしよう」 Nick Clegg: Make Britain a more liberal country [Liberal Democrats] http://www.libdems.org.uk で、早速興味深いニュースが飛び込んできた。クレッグ氏が、若年者問題に関するアドヴァイザーに、元ロキシー・ミュージック/Roxy Music のブライアン・イーノ/Brian Eno 氏を起用したそうだ。 Lib Dems recruit Eno as advisor [INDEPENDENT] The former Roxy Music keyboard wizard Brian Eno
アイリッシュの民謡だった『Wishkey in the jar』をシンリジイがロックにして、それをメタリカがカバーしている。もともとこの曲はアイルランドでの酒場で労働者やルンプロに歌われていたわけで、シンリジイの歌詞を見ると向うの隠語で何を書いてあるのかわからないんだが、それら隠語の連なりが同時に標準的な英語として聞こえるときは別の意味を担っていて、つまり詩の列には二重の意味が埋め込まれているといった風になっている。アイルランド−ダブリンといえば、ジェイムズ・ジョイスで有名だが、要するに民謡や酒場でアウトロー達のうたう破廉恥な歌まで、駄洒落の精神とジャルゴンに満ちていたということである。 Musha ring dum a doo dum a da Whack for my daddy-o Whack for my daddy-o There's whiskey in the jar-o こ
英国で奴隷貿易廃止法が施行されてから、今年3月末で200年。過去を振り返る記念行事が英国内でたくさん開催され、奴隷貿易で巨額の富を得た英国が数百年前の行為に関し公式謝罪をするべきか否かの議論も様々なものが出た。 廃止から200年といっても、昔のこと、として片付けるわけにはいかないのは、その影響が、現在の英社会でも健在だからだ。元奴隷の子孫で英国人となったアフリカ系住民に対する人種差別は度々指摘されてきたし、世界中で奴隷状態で生きる人が未だにいるのも現実だ。 英国の邦字紙「ニュースダイジェスト」4月12日号に書いたものに、若干付け加えて、謝罪是非の背景を考えてみたい。 ―「奴隷貿易」とは 16世紀から19世紀にかけて、ポルトガル、スペイン、英国、フランスなどの欧州諸国やアフリカの貿易商が、西アフリカ居住のアフリカ原住民を奴隷化し、アメリカ大陸などに移動させた「大西洋奴隷貿易」が行なわれた。最
バートランド・ラッセル著 “A History of Western Philosophy” 正直なところ、私は哲学に関して全くの素人である。しかし19世紀より世界の自由主義の王者として君臨してきた英米の覇権を理解するうえで哲学的な背景を理解する必要があるのではと思えるようになった。パックス・ブリタニカとパックス・アメリカーナを哲学から理解するにはバートランド・ラッセル著の“A History of Western Philosophy“を推薦したい。なぜか?それはこれから説明し、その著書に関しても手短にコメントしたい。 私がロンドン・スクール・オブ・エコノミックスの大学院に在学時の主要テーマは覇権安定論であった。アメリカの政治経済学者チャールズ・キンドルバーガー氏とロバート・ギルピン氏はこの理論を基に自由主義秩序が戦間期に崩壊した原因を考察し、イギリスの国力が低下する一方でアメリカが新た
英国の内務省が、街頭での反社会的行為を減らす目的で、国内20カ所に「話す監視カメラ」を設置する計画を進めていると、BBCが報じた。 すでにイングランドのクリーブランド州ミドルズブラで試験的に導入されているこのカメラは、ゴミを捨てるなどの軽犯罪を犯した不届き者にスピーカーで警告する。職員はモニター調整室でカメラ12台の映像を監視し、違反行為を見つけたら市民に直接注意できる。関係者らは、これまでにけんかやゴミ捨てといった軽度の犯罪を防止してきたと述べている。 英国の当局はまた、スピード違反車両を自動的に撮影する「スピードカメラ」も導入している。英国といえば、未来小説「1984年」で監視社会への警鐘を鳴らした作家、ジョージ・オーウェルを生んだ国でもある。 「1984年」に登場する独裁者『ビッグブラザー』のように、姿を見せずに通行人をしかりつけるという発想に対し、プライバシー擁護派からは否定的な意
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