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ふるさとの史跡をたずねて【371】法華塔(尾道市因島重井町郷善興寺)
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ふるさとの史跡をたずねて【371】法華塔(尾道市因島重井町郷善興寺)
FacebooktwitterHatenaPocketCopy法華塔 法華塔(尾道市因島重井町郷善興寺) 曹洞宗の禅宗寺院である重... FacebooktwitterHatenaPocketCopy法華塔 法華塔(尾道市因島重井町郷善興寺) 曹洞宗の禅宗寺院である重井町の善興寺の参道に、曹洞宗の開祖道元禅師のお言葉でなく、「観音経」の語句が参拝者がまず目にする位置に掲げられていることは、ある種の驚異である。 なぜならば道元禅師には著作物がなかったかというと、全くその逆であって『正法眼蔵』という百巻にも及ぶ膨大な著作が残されていて、それは我が国の宗教史・哲学史を代表する極めて優れたものなのであるから。 そんなことを考えて境内に上がると、さらに驚くべきことに、そこには法華塔があった。法華塔は『法華経』を供養する塔である。あの、「南無妙法蓮華経」の『法華経』である。『正法眼蔵』の供養塔ではなく、『法華経』なのである。ならば善興寺は元日蓮宗寺院だったのかというと、そんな話はどこにも書いていない。 大雑把に割り切って考えれば、道元禅