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一兆五千億ドルに目がくらんで「人権」抗議なし。「大国の矜恃」を忘れ、中国にへりくだりだしたオバマのアメリカ
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一兆五千億ドルに目がくらんで「人権」抗議なし。「大国の矜恃」を忘れ、中国にへりくだりだしたオバマのアメリカ
09年7月27、28日の二日間、米国の首都ワシントンで「米中経済戦略対話」が開催された。中国からは戴乗国... 09年7月27、28日の二日間、米国の首都ワシントンで「米中経済戦略対話」が開催された。中国からは戴乗国・国務委員(外交担当)と王岐山・副首相(経済担当)が、200名もの代表団を率いてワシントンへ乗り込んだ。迎える米国側はガイトナー財務長官とクリントン国務長官。ふたりとも中国大好き人間、オープニングにはオバマ大統領が特別に出席し、「米中関係は二十一世紀最大の同盟関係」と高らかに宣言した。もはや米国にとって日本はどうでもいいという宣言だ。 米中経済戦略対話が始まったのは2005年、米側はゼーリック国務副長官とポールソン財務長官。「副」長官でOK、大統領は出席せず、しかも当時の(といっても僅か四年前)米国は中国に「人民元を切りあげなさい」「貿易ルールを守りなさい」とお説教口調で諭し、同時に人権尊重を呼びかけたものだった。 それから四年がたち、中国の外貨準備は二倍に膨らみ、人民元は対米レートを2