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一人起業の楽しさ、難しさ
フリーライター兼広告制作。それが自分の仕事だ。勤め人時代から起業した今でもやっている事は変わらな... フリーライター兼広告制作。それが自分の仕事だ。勤め人時代から起業した今でもやっている事は変わらない。 上司の罵倒で生きる事が苦しかった勤め人を辞め、家賃45000円の自宅兼オフィスを構えてから三年が経った。 前職のキャリアは3年。少ない人脈に片っ端から頭を下げ、相場の半額以下で仕事を請ける日々。それでも仕事に満足してもらえず契約を切られる事の方が多かった。 起業から1年は設備投資や営業回りで百万近い損だった。貯金を切り崩し、時に日払いの仕事をして糊口を凌いだ。 風向きが変わったのは2年目も半分を過ぎた頃。専門誌で書いた単発記事が好評で、連載を持ってみないかと打診された。 そこの原稿料は400字で5000円。週1回の連載で1200字なので月に60000~75000円の安定収入が入るようになった。 雑誌連載を持つというのは意外なほどステータスになるもので、驚くほど営業の成功率が高くなった。 話