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共感の代わりになりうるものについて。 - 精神科医的ひとりごと(仮)
相手の感情に反射的に応答する「共感」は、わたしには無理です。たぶん、一生無理だと思います。じゃあ... 相手の感情に反射的に応答する「共感」は、わたしには無理です。たぶん、一生無理だと思います。じゃあ、相手の感情に応答することが100%無理なのか。100%無理ってほどでもないんじゃないかなあ、というのがわたしの希望的観測です。磨ける技術を磨けばいい。 ◆ わたしにとってわかりやすいのは、(精神科の)診察場面です。相手が一人でかつ集中しやすい、相手の状態によって望ましい態度がおおむね決まっている、これらの条件はすべて、わたしにとってはプラスに働きます。 まず、相手の話をトレースする。トレースというのはなんていうか、行間を含めてストーリーとして聴くみたいなことです。これまで読んだ小説などから、「こういうときにはたぶん悲しい」「こういうときにはたぶん嬉しい」という推測も組み立ててありますので、これで感情のあたりをつけます。一段落したところで、その推測を本人に告げ当たっているかどうか確認します。たま
2020/01/30 リンク