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千葉)JR勝浦駅に駅ピアノ:朝日新聞デジタル
気のむくままにあなたの音を奏でてください――千葉県勝浦市のJR勝浦駅コンコースに21日、赤いピアノ... 気のむくままにあなたの音を奏でてください――千葉県勝浦市のJR勝浦駅コンコースに21日、赤いピアノが設置された。同市に住んで4年になる平野清(きよ)さん(83)が寄贈したもので、「このピアノは『招き猫』。観光客を呼び込み、移住者が増えればうれしい」とあいさつした。 午前10時からオープニングセレモニーが開かれ、土屋元市長ら約60人が参加した。最初に演奏したのは同市に住み、駅を毎日利用している県立長狭高校2年の清野琳太郎さん(17)。ベートーベンの交響曲第7番のピアノ版を楽しそうに演奏し、駅にいる人たちをわかした。清野さんは「弾きたかった曲。気持ちよかった」。 平野さんはかつてヨーロッパ食材の輸入会社を経営。60歳を過ぎてカナダに移住したが、2015年秋に帰国、勝浦に住み始めた。駅が寂しいのが気になっていたという。8月に寄贈を決め、市がJRと設置について交渉をしていた。(稲田博一) ","n