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漱石作品の男たち - Sound and Fury.::メルの本棚。
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◆小谷野敦『夏目漱石を江戸から読む 新しい女と古い男』中公新書 ◆田中英道『画家と自画像』講談社学術... ◆小谷野敦『夏目漱石を江戸から読む 新しい女と古い男』中公新書 ◆田中英道『画家と自画像』講談社学術文庫 『夏目漱石を江戸から読む』をあらためて再読してみたけれど、やっぱり面白い本だ。私は、『八犬伝綺想』がお気に入りの本なのだけど、この本も同じくらい良い。『八犬伝綺想』よりも肩の力が抜けていて読みやすい。 しかし、代助の「迷い」は、三千代が最終的に何を考えているか分からないにしても、ある暫定的かつ不安定な三千代の内心についての推測を行っていなければ起こりえないはずのものだ。だが、『それから』の、代助の内面に即した語りは、三千代の内面を語らないのみならず、代助が思い描いた三千代の内面すら描こうとしない。『それから』が奇妙なのは、もの部分を隠しているからなのである。そして、実は、代助は、三千代の愛についてほとんど確信を持っていたとしか思えないのである。(p.122) 漱石の小説はしばしば女性が