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カール・ダイセロス著:『「こころ」はどうやって壊れるのか ~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語』|加藤忠史
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カール・ダイセロス著:『「こころ」はどうやって壊れるのか ~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語』|加藤忠史
本書は、光遺伝学の開発者として神経科学領域で知らぬ者はいない、カール・ダイセロス氏の単行本「Proje... 本書は、光遺伝学の開発者として神経科学領域で知らぬ者はいない、カール・ダイセロス氏の単行本「Projections: A story of human emotion」の日本語訳である。 この本を読んで一番驚くのは、いつも彼の論文を読んでいる神経科学者ではないだろうか? もちろん光遺伝学(Optogenetics)の話も随所に出てくるが、内容の半分以上を占めているのは、精神科医としての彼だからだ。光遺伝学の開発者として、メジャー誌に次々と論文を発表し、多くの共同研究をこなしている超多忙の中でも、週一回の臨床を欠かさず行い、特に難治性うつ病の患者を中心に診察している、と雑談の中で聞いたことはあったものの、これほどまでに精神科医としてのアイデンティティーを大事にしているとは筆者も想像していなかった。 元々脳外科を志していた彼が、精神科病棟で統合失調感情障害の患者さんと出会い、その瞬間、彼の頭の